結婚・妊活からクリニック通院までのリアルな記録①

クリニック

妊活や不妊治療を始めるか迷っている方へ。
この記事を読んで通院や転院の後押しになれたら良いなと思って綴ります。

当時の日記を振り返りながら、不妊治療に至るまでの過程を綴っていきます。

生理痛と当時の認識

前回の記事にも書きましたが、10代の頃から経血量が多く、生理痛が酷かったです。
近所の薬局の薬剤師がいる時間を把握し、ロキソニンのストックを常に切らさないようにするほど。
ただ、当初は病院へ行くほどのものではないと自己判断し、産婦人科に行こうなんて気持ちは少しもありませんでした。

私の場合は、朝起床直後、走った直後、入浴直後に月経と下腹部痛が始まるケースが多かったです。
また、比較的ほぼ毎日快便でしたが、月経開始前は特に軟便〜下痢になりやすかったのです。
引き金になりやすい行動と月経の前駆症状に気が付きはじめたことも、婦人科への受診が遠のいた原因だと思います。

あとはなにより、
婦人科=妊婦さんの行くところという認識が強かったように思います。

過去3回の救急搬送

そうこうして年齢を重ねていくうちに、徐々に生理痛が酷くなり、身動きが取れなくなり、尋常ではない痛みによる過呼吸などで救急車のお世話にもなりました。
医学的な知識を得た後であっても、実際に過呼吸や手指冷感・痺れが襲ってくるととっても不安でした。
ただ、過去3回救急搬送された先の病院でも通院を勧められることはありませんでした。

こうした経験から、自分なりの対処法ができました。

  • 引き金となりやすい行動を知る 
  • 月経の前駆症状に気付く
  • 鎮痛剤を持ち歩く 
  • 生理痛に襲われたら早めに内服して、15分はジッとする(=ひたすら耐える)
  • 絶対に痛みは引くと唱える ←精神論ですが結構大事!

前兆がなく尋常ではない生理痛が襲う方もいるかもしれないですが、一度今までの出来事を思い返してみてください。
意外と気付くことがあるかもしれないです!
嫌でも毎月来る月経と上手に向き合えたらどんなに楽かと思います。

社会人になってからは月経の前駆症状があるとロキソニンを服用するようになっていたので、生理痛は比較的コントロールできるようになっていました。

ちょっとした異変に気がついた

夫と付き合い始めた頃、月経以外の出血、いわゆる不正出血がありました。
若い頃から生理不順だったことやちょうど生活環境が変化した時期だったこともあり、最初は放置していました。

その後、3ヶ月経っても不正出血が続き、生理不順も目立ってきていたため婦人科へ受診しました。
初めて婦人科の受診予約を取ったときは妙に緊張しました。
婦人科への受診は他の科への受診よりもハードルが高く感じますよね。

わたしが病気?

勇気を出して受診した結果は【子宮頸がんの前癌病変
つまり子宮頸がんの一歩手前。

病院で淡々と検査結果を説明されているときは、驚くほど冷静に聞けました。
事前に医学的知識があったのも大きかったとは思いますが、ショックよりも現実を受け入れるまでは早かったです。

ただ、帰宅後に病理検査結果や今後のスケジュールに目を通していると、だんだんと今後のライフプランについて漠然とした不安が襲ってきました。
「癌?」「手術?」「妊娠できる?」「手術したら流産リスクが上がる」「結婚できる?」「彼に迷惑かける」など。

これが初めて【子供】について意識した出来事です。

当時お付き合いをしていた夫は結婚したいと思える相手だったので、病理検査結果が届いて手術に向けての検査が始まる前に伝えました。
夫も同業であり、医療知識は私よりも豊富。
本当はショックだったのかもしれないけれど、今後に対して前向きに考えてくれたことが何よりも救いでした。

初めての手術

CIN2 子宮頸部中等度異形成

私の場合はCIN2の子宮頸部中等度異形成でした。
当時通院していた婦人科で、CO2レーザーを用いた子宮頸部レーザー蒸散術をしました。

不安も少しありましたが、手術に至るまでにMRI、細胞診、コルポスコピー診、組織診などのたくさんの検査を経験していたので、手術当日は治ることだけを考えて、とっても落ち着いて前向きな気持ちで迎えられたことを覚えています。

笑気麻酔のことをちょっとだけ。

麻酔科医が30秒ほどで眠れるよ〜とカウントし始めて10秒後くらい?
看護師が体調を尋ねてきて「天井がぐるぐる回っていま…」と返事もしきらないうちに意識はなくなりました笑

手術が終わり、回復室に移されて1時間ほど経った頃
体調確認のため看護師に起こされ、
「私は歩いてここまで戻りましたか?オムツは自分で履けましたか?」と、そんなわけないとわかりきった質問をして、看護師の返事を聞く間もなくまた眠りました笑

術後の出血を考慮してオムツを履かされていました。オムツはこれが初めて!
意識が朦朧としている中、ゴワゴワだけど包みこまれている温かさに妙に安心感がありました。

さらに1時間後に病院を出て、意識がしっかりし始めると一連のことが面白く感じてきて、変な質問をしたことも恥ずかしくなってきたのを覚えています。

肝心の手術は無事に終了しました。
術後も経過良好だったので数ヶ月でフォローも終えました。
今も年に1度の検査はしていますが、ありがたいことに病変はなく、ホッとしています。

生理痛や不正出血など、いつもと違うことに気がついたら、早めに婦人科へ受診してください。
婦人科って未知であったり、羞恥心から受診へのハードルが高いとは思います。
でも、少しの勇気が必ず前向きに物事が動き出すと思っています。

今はWEBやSNSでいろいろな情報を得ることができる時代なので、自身が病院に求めることを上手に調べて、少しでも不安解消に活用しましょう!

  • 次回「結婚・妊活からクリニック通院までのリアルな記録②」
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  • 読んでくださったあなたが少しでも安心できますように

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